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栄養科ブログ

栄養科の出来事や食に関係する話題を中心に、職員が交代で掲載しています。

うどの大木

2022-04-26
 今が旬の「うど」を使った献立を紹介します。
 4月23日夕食「牛肉と大根の中華炒め煮、うどのきんぴら、ブロッコリーサラダ、まつものみそ汁」今回使ったのは、1mを越える立派なうどでした。山野に自生している山うどとは違い、太陽に当てず地下の室(むろ)などで根株を太らせ栽培したものは、軟白うどと呼びます。山うどに比べ、アクが少なく、繊維もやわらかいのが特徴です。成長が早く大きいのに白くてやわらかいことから、体ばかり大きくて役に立たないことを「うどの大木」と例えられます。
 先日、入院中の患者さんから「美味しく頂戴しました。ありがとうございます。」とのメッセージをいただきました。メッセージのお礼のため、患者さんを訪問すると、「病院食は味が薄いと思っていたが、とても美味しい」とのお言葉をいただきました。私たちが提供する食事が病院食に対するイメージを少しでも変えられた気がして、嬉しく感じました。今回のように、行事食だけでなく、毎日の食事の品質向上が、川久保病院を選ぶきっかけの一つになればいいなと思います。栄養科の食事が「うどの大木」ではなく、患者さんの心と身体、病院全体を支える柱のひとつになっていきたいと考えています。(菊池)
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